最近の新しいマンションには和室が元々無いおうちや、和室かフローリングを選べるような仕様が多く、和室があるおうちは少なくなってきました。
子どもの頃から実家には和室があり、お茶のお稽古も和室で行われるため、わたしは和室が無いと落ち着かないタイプ。
我が家にも1部屋和室がありますが、若干収まりが悪い状態なので、近いうちにリフォーム等何かしら措置をしないといけないな、と思っているところです。
和室が片付かない理由
本来、和室というのは様々な使い方が出来る、万能の空間だと思います。なぜならば、畳で寝転がることもできるし、台があればごはんを食べることもできる。
とても幅広い使い方が出来る万能な空間。床がフローロングだったら到底出来ないような使い方が、たくさん出来ます。
その和室が全然片付かない、と気が付いた時、和室に合わない物がたくさん置いてありませんか?過去に相談を受けたお宅では和室にゴルフセットが置いてあったり、まるでランドリールームの様に洋服がたくさんかけてあったこともありました。
せっかくの和室なのに、なぜ物置のような使い方になってしまうのでしょうか。
和室を物置にする心理
和室を物置にしているお宅を時々拝見しますが、「なんで和室が物置になるんだろう?」と不思議に思い、想定を作りました。
あくまでもわたしの想定ですが、くつろぐスペースはリビングのソファ。ご飯を食べるのはダイニング、寝るところは寝室。そうなると、和室を日常生活で使うタイミングがない。
普段日常で使うスペースに大きな荷物を置きたくない→普段使わない和室に押し込んじゃえ。という感じでしょうか。
和室は本当は万能なスペースで、畳にごろんと寝転がるどころか、布団を上げ下ろしすれば寝室にだってなります。
でも、近年のマンションや戸建ての間取りを見てみると、和室の存在を「どう扱って良いか分からない」状態にしている様でとてても悲しく思います。
本当はリビングの延長にしたいけど、ここは日本だからとりあえず和室にしておくか。とか、将来親と一緒に暮らすかもしれないから、とりあえず和室を一間作った、とか。
「とりあえず和室」という感じ。
だから、普段使わないスペースとして物置化してしまうのではないかと思います。
タンスを置かないことでスッキリします
これはわたしも失敗したのですが、子どもたち2人がまだ小さい頃、タンスを買ってしまいました。「タンスは捨てないのだから、ちゃんとした丈夫なものを買いなさい。」という昭和初期の母親の意見をちゃんと反映し、2棹(一人ひと棹)買ってしまったのです。
もちろん丈夫で、15年以上経ってもびくともしません。子どもの落書きすらしていないので、いまだに新品のような顔をして部屋の真ん中に鎮座しています。
タンスを置くと部屋の使い勝手が制限される上、とても圧迫感があります。その上狭くなるため早くどうにかしたいところ。
ただ、わたしの場合、着物を着ますので、着物を着るときの小物やお茶の道具などの収納に活用しており100%無駄になっていないのが救いです。
タンスよりクローゼット
実家暮らしの時から、洋服の収納といえば、長年タンスを活用してきたのですが、数回の引っ越しを経て、クローゼットやウォークインクローゼット付きのマンションに住んだことがありました。
この快適さって、目からうろこでした!だって・・・
- 洋服をいちいちた畳まなくていい!
- ハンガーで収納するから、見た目もスッキリ!
- 今持っている洋服の数を把握できる。
これって、時短にもなる。仕事に出かけるワーママにとって、家事の短縮は本当に死活問題です。
そして、ハンガーをお揃いの物に揃えると、クローゼットの中が引き締まり、自分の家じゃないと思うくらい美しく変わります。
子どものタンスを食器棚に
わたしが尊敬してやまない、ショップのオーナは本当に素敵な女性。自分の好きなものを買い付けて来て、そのグッズたちを見つめるまなざしは温かさに満ち溢れています。
そんな彼女のお店に行くと、毎回レイアウトが変わっているのですが、引き出しに入ったガラスの器や、陶器類、またはファブリックなどは、ひとつの塊で木の箱に入っています。
素敵なレイアウトは長方形の木箱に商品を入れ、毎回少しずつテイストを変えてレイアウトされています。
「この木箱は何だと思う?よく見てごらんなさい。子どものタンスの引き出しよ。」と教えてくれました。子どものタンスをオーダーメイドで作ってもらい、今では別な用途で活用している。これが本当の使い方だ、と思いました。
捨てずに、形を変えて、用途を変えて、使い続ける。こんな風に家具と付き合っていきたいと思いました。
まとめ
不要な家具を処分することは、簡単ですが、使わなくなった家具をリメイクして使い続けり、用途を変えて使い続ける。
これが理想のリサイクルだな、と思いました。
そのためにも、購入する際にはその家具の素材や肌触り、質感や堅さなどもよく吟味し、自分の納得いくものを求める。
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