子供がいるご家庭だったらこんな悩みもあるのではないでしょうか?
「子供が一生懸命作った工作を捨てられない」
我が家は共働きだったので、子供たちは保育園に通っていました。朝7:00から預けて夕方の7:00まで、12時間預けていました。
保育園の門が開いた直後から預けていたので、いつも一番の登園でした。だから、お友だちが来るまでの間に工作したり、お迎えの時間も最後の方だったので、ここでも工作をして待っていました。
上の子はとても小さく、今でも身長は150cmに達していませんが、手先が器用で今は部活の軽音楽部でベーシストとして活躍しています。手先が器用に育ったのは、小さい頃ずっと工作をしていたのも要因のひとつかな、と思っています。
そんな工作三昧の毎日でしたので、子供の作品が家中たくさんありました。
子供の工作を収納する方法
子供の作品は、上の子、下の子と分けて丁寧に天袋に収納していました。しかし、ある時気が付いたのです。「何のために収納しているのか?」ということ。
デパートの催事場が好きでよく出かけるのですが、画廊に立ち寄った際、デパートの店員さんからこんなことを教えてもらいました。
「絵というのは湿気と直射日光を嫌いますので、大体3ヶ月を目途に飾る作品を変えると良いですよ。」(20代のころは、貯金もせず千住博さんの絵を買い求めていました。)
この言葉に「はっ」としたのです。子供たちの工作も一つの作品だとすれば、収納していては意味がない!
作品は、ちゃんと飾って、毎日愛でてあげて初めて息吹を授かる。そう思い、天袋にしまってあった作品をひっぱり出しました。
飾れる工作、飾ることが出来ない工作
小学校では、図工の時間に様々な作品を作ってきました。中には賞を取った絵もあります。この作品たちを全部飾るとなると、体育館ほどの広さが必要になります。
保育園の期間と、小学校の6年間を合わせると、とんでもない工作の量なんです。そこで、子供を交えて作品の品評会をしました。評価の基準はこうです。
- 子供たち自身がその作品をどんな思いで作ったか言えるもの
- 子供たち自身がその作品を好きであること
- わたしと主人が飾りたいと思った作品であること
この3つの基準を満たさない作品は、思い出だけ胸にしまい、成長に感謝しながら処分してもらいました。
基準を満たした作品はディスプレイする
そして、3つの基準(子供たち自身がその作品をどんな思いで作ったか言えるもの、子供たち自身がその作品を好きであること、わたしと主人が飾りたいと思った作品であること)を満たした作品は、家の中のあらゆるところに飾ることにしました。
リビングには大好きな日本画家の千住博さんの星降る夜にと同じ空間に、アクリル絵の具で描いた鳥の絵が、そして古紙を何重にも重ねて製作した縦横60cmほどの大きさの馬のオブジェはリビングの中心に飾ってあります。
また、上の子が3歳の時に描いた猫の絵はキッチンに飾っています。その絵を見ると、小さかった頃がよみがえり、ほっこりした気分になります。
こうして、人の目に触れるところに飾られた作品たちは息を吹き返し、まるで有名な作家さんが描いたものに負けず劣らずの存在感。
子供が描いた絵や、作った作品からはエネルギーを感じます。3つの基準のうち、最初の「どんな思いでその作品を作ったか」を探ると、本当に熱を入れて作った作品は、コンセプトや製作している時の状況までリアルに思い出していました。
やはりそんな作品は、エネルギーが違うんですね。美術のことは何も分かりませんが、それははっきり感じます。
絵を飾る時はちゃんと額縁に入れて装飾する
子供が絵を描いている時、工作を製作している時の真剣な表情を見たことはありますか?
わたしは保育園のお迎えの際に何度も見ました。声を掛けても反応しない。それだけ集中しているのです。しかも、お迎えは最後の方なので「ママー!」と走ってきてもおかしくない状況。それなのに、工作をしている時は、呼んでも全く聞こえていませんでした。
お子さんもきっと、こんなに真剣に描いているんだと思います。だから、絵はそのまま飾らずに、額に入れて装飾してあげて下さい。
自分の絵が特別になった感じがして、子供も喜ぶし、何より絵というのは装飾して初めて完成なのですから。
家中、子供たちの作品を飾ることに、子供たちも最初のうちは「恥ずかしい」と言っていましたが、今ではすっかり得意顔です。
上の子が貝殻で「蚊」を作ったのですが、それは職場に飾っています。わたしの癒しグッズの一つです。(蚊を作る発想も面白く、大好きな作品)
まとめ
子供の作品を処分するときは、本当に勇気が要りました。3つの条件には当てはまらなくてもわたしが好きな作品はたくさんありましたが、心を鬼にして片付けました。
作品は全部写真を撮って保存している、という方にお会いしたことがあり、わたしも真似をしてみたのですが、わたしはマメではないので続きませんでした。
作品を処分するのが心苦しい、という方は写真で保存する方法もありますね。
少し余談ですが、子供の作品を大事にしてずっと飾る、ということは、子供自身にも良いのではないかと思います。
子供の作品を飾る=自分が作った作品が認められた、という成功体験に繋がるから。
なにも、わざと飾りなさい、と言っているのではなく、(むしろそんな親の気持ちは子供はすぐに見破ります)子供が渾身の力で描いた作品を飾ことは、色々な面で良い効果をもたらすのだと思います。
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