片付けで人生好転?にわかに信じられないと思いますが、今では色々な片付け本や、ブログにも「片付けで人生が変わる」と書いてあるのを目にします。
片付けが出来ないうちは、「そんなことあるか!」と言いたくなりますが、ちょっとわたしの話を聞いてください。
ものが多かった実家で約20年過ごしました。この頃の自分は自己肯定力が圧倒的に低かった。
汚い家を見られたくないから、家に友だちを招きたくないので「今日おうちに遊びに行っていい?」と友だちに聞かれるたびにありもしない用事を作っては断っていました。
そのうちに、だんだんと友だちからも遊びに誘われなくなっていきました。
スッキリと美しく整っている同級生の家と比べると、雑然とした自分の家を恥ずかしかった。
就職で家を出る時、寂しくもありましたが、ホッとしている自分もいました。
「やった。自分の居場所が作れる・・・」
小さい頃から不動産屋のチラシに描かれた、間取りを眺めてはどんな家に住みたいかを妄想していたので、いざ一人暮らしになる前には、きっちりと頭のなかでシミュレーションされていました。
カーテンの色から棚の形、家に持ち込まれる家具さえも、きっちりと頭の中に描かれていた。
しかし、楽しかった一人暮らしも数ヶ月が過ぎたころ、何か違和感を覚えたのです。
広いけれど、少しずつものが増えていく・・・
雑然とした実家に近づいている・・・
残念なことに、20年も雑然とした家で暮らしていたので、わたしは片付け方が分からなくなっていたのです。
人生を好転させたあるきっかけ
わたしは、全国展開している職場に就職したので、2、3年おきに引っ越しを伴う転勤族でした。早い時は1年ごとに住む場所が変わったことも。
そんな中、一度だけ「デザイナーズマンション」に住んだことがあります。
独身時代に一度は住んでみたかった、というのと、仲良しの同級生がそのマンションでアロマサロンを営んでいて、夜遅くなっても遊びに行けるから、という理由から。
約60m2の一人暮らしには広すぎる部屋から、とても狭い部屋への引っ越しでしたので、強制的にものを処分しなければなりませんでした。
食器棚も処分し、必要最低限のお皿とお茶碗だけにして、本や雑誌もだいぶ減らした。とにかく、家の中から家具という家具、不要なものを全部処分しました。
その結果、デザイナーズマンションに住んでいる時は、スッキリとした片付いた部屋になったのです。
片付いた部屋に住んで起こった幸運
このデザイナーズマンションに住み始めてから、しばらく経って、スッキリとした空間がわたしにもたらしてくれたことは「自信」でした。
とにかく、仕事がめちゃくちゃスムーズに進む。出張に行く時も、いつも相手方に気に入られ、成功を収める。一段階上がったな、と自分でも確信が持てた瞬間でした。
当時、わたしは長く彼氏がいなかったのですが、いつの間にか彼氏が出来て、一年経たないうちに結婚をしていました。今の旦那様です。
このデザイナーズマンションに住むまでは、広さと安さを優先させ、築40年の無駄に広い社宅に住んでいました。
社宅に住んでいる時は、自分では気が付いていなかったのですが、当時の写真を見ると「表情が暗い。もしくは笑っていない。」
実家に住んでいたころの、自信のない顔をしていたのです。
「こんな顔じゃ彼氏は出来ないわw」というくらい、ひどいもの。
それが、住む場所を変えて、住む部屋を変えただけなのに(その家では、片付けをちゃんと成功させて)整形したの?というくらい、顔が変わったのです。
気が付いたら、10kgも痩せていました。それも、何のダイエットもしてないのに・・・
デザイナーズマンションに住むことになり、強制的にものを減らした結果、スッキリした。ものが無いから散らからない。ものが無いから探し物が減る。
毎日の生活の質も上がりました。
人間って不思議です。住む部屋によって自信がつくし、キレイな部屋で仕事が上手くいく。何もしていない、ただものを減らしただけなのにダイエットも成功する。
恐らく、この引っ越しがわたしの転機でした。
好転し始めたら奇跡さえも起きる
一度人生が好転し始めたら、奇跡さえも起こります。当時忘れられない、こんなエピソードがありますので聞いてください。
仕事でお付き合いのあったアメリカ人のサム。
仕事が終わり、打ち上げをしよう!ということになり、行ったお店はサムの行きつけの小さなショットバーでした。そして、先に座っていた男性がいて、その彼にサムが軽くHugをしたのです。聞いてみると、その彼はサムと小学校からの知り合いで、たまたまライブでこっち(日本)に来ているとのこと。
なんと、その彼は何度もグラミー賞受賞しているアメリカのバンドのメンバーでした。
あの時の衝撃は忘れられません。
さらに驚いたことは、仕事上お付き合いのあったサムは、アメリカでいくつもの会社を営む大富豪だったのです。
洋服にはこだわらない(いつもユニクロ)、食べ物もこだわらない、仕事をした後に仲間と飲むお酒が大好き、というサム。
この彼からは、勉強の仕方と生きたお金の使い方をたくさん学びました。今もなお、大事な友人の一人です。
まとめ
幸運というのは、もしかしたら普通にわたしたちの側まで来ているのかもしれません。
そして幸運を掴むか、掴まないかはちょっとしたきっかけなんだと思います。
小さな自信が付く。そして、自信がついて凛々しくなる。その凛々しさが、自分の姿になった時、仕事も恋もうまくいき、まるで整形したかの様に顔さえも変わる。
わたしの経験上、住んでいる家と自信は切り離せない関係にあると思います。
家が美しいと、雑な生活が出来なくなります。でも、決して居心地は悪くない。むしろとても快適なのです。
そんな風に過ごしていると、付き合う人、紹介される人も変わります。
運は人によって運ばれます。これを「引き寄せの法則」とか呼ぶ人もいるけれど、結局のところ、ただもって幸運は向こうからやって来ないのです。
わたしの場合、間違いなくデザイナーズマンションに住み始めた時、ものを大量に処分したあの後から好転し始めました。
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