片付けられない女が改善するなんて、そんなことあるもんか。そう思っていませんか?
でも、わたしは片付けられない女が改善した例をいくつも見てきました。
足の踏み場もないくらいひどい部屋に住んでいた女が、片付けが出来るようになって結婚した例。(先輩の話)
片付けられない女が、改善し片付けが出来るようになり、容姿もとびっきり美しく変身した例も知っています。
容姿に自信が持てるようになったから美しくなったのか、片付けられるようになったから自信がついたのか、鳥と卵でどちらが先かは分かりませんが、とにかく彼女たちは「きれいになって自信をつけて、片付けも出来るようになった。」そう、二兎を獲たのです。
片付けられない女、改善のきっかけ
片付けが出来るようになったら、部屋がキレイになるだけではなく、自分の内側の変化に気が付くと思います。
片付けが出来ない原因が、先天的なものではない限り、改善されたら性格まで変わるんです。
(片付けられない理由が先天的な場合の記事はこちら→片付けられない女・・・発達障害の可能性もあります。その特徴とは?)
片付けが出来るようになって、性格まで変わった、というのは実は、わたしのことです。
実家に住んでいる時の自分は、良い意味でも、悪い意味でも親の敷いたレールの上に生きていてあまり自由ではなかった気がします。
それが、部屋の片付けひとつ取っても、わたしの思うようにいかない・・・
わたしの親世代は、戦後大変な時代を過ごした親に育てられたせいか、ものを必要以上に大事にしていました。「大事にする」といえば聞こえが良いのですが、要するにものを溜め込んでいたのです。
おかげで、部屋は雑然として、片付けても片付けてもスッキリしません。キッチンを見れば、棚に積まれた大量の野菜たち。田舎だったので、近所の方からのおすそ分けなど、土付きのお野菜が大量にありました。
祖父母を含めた、家族7人では到底食べきれない量なので、下の方に積まれた野菜たちは当然、風通しが悪くて腐っています。
食べきれないならもらわなければいいのに・・・
土付きの野菜なので、キッチンの床は常にざらざらしていました。当然、冷蔵庫の中も、びっちりものが詰まっていて、開けるたびにうんざり。
キッチンでさえコレです。寝室・居間・ダイニング・玄関に至っても同じ調子でした。
友だちの家はスッキリ片付いてキレイなのに・・・なんでうちはこんなに片付いていないんだろう。当然、自分の家に友だちを招く気にもなりませんでした。
幼い頃はこの雑然とした家が良いのか、悪いのかも分からずにいましたが、成長するに従い、この雑然と散らかった環境がとても居心地が悪く感じてきたのです。
わたしが、ハツラツとした性格だったら、散らかった家でも構わす友だちを連れてきたのでしょうが、わたしは汚い家の中を見られたくなくて、友だちを家に招くことはありませんでした。
「いつかここを出て、誰にも邪魔されない自分だけの家に住んだときは、友だちを家に呼んで、たくさんおしゃべりするんだ!」これがわたしの夢でした。
そしていざ、実家を離れる時がやってきました。
バブルが弾けて、就職活動が難航したという時代背景もあり、わたしは県外に出ざるを得なかったのです。「実家から離れたところで暮らしたい」という、わたしの夢が現実になった瞬間でもありました。
実家から離れて暮らす。これが、片付けが出来るようになるきっかけでした。
片付けられない女が結婚した、その後
実家を出たはいいが、ある問題に直面しました。今まで雑然とした部屋で20年以上暮らしていたので、どうやって片付けて良いか分からないのです。
雑誌をみたり、キレイなお部屋を真似したりするのですが、なんかしっくりこない。
今思えば、片付けられた部屋に暮らす、という訓練をされていないのだから、片付け方が身についていなかった。
最初の頃は、本当に試行錯誤でした。でも、あることがきっかけで、片付けることが出来るようになったのです。
詳しい話はこちらの記事(片付けで人生好転?片付けで信じられないくらい人生が変わったわたしの話。)で記しているので省略するとして、片付けられるようになったきっかけを一言でいうと「ものを捨てること」です。
実家で暮らした20年余り、ものが多いことが当たり前の生活でしたので、ものを減らすことが出来なかったのが原因でした。
そして、半強制的にものを減らした結果、今まで家にあったものの正体は、本当は不要なものだった、と言うことに気が付きました。
もの、というのは使ってこそ価値が出ます。いくら高級な着物でも、タンスに仕舞って日の目をみないと、これぞまさしく「タンスの肥やし」です。
有名な茶人も「茶道具は使ってこそ意味がある。」と言っているではありませんか。
だから今の生活は、必要最小限なもの、なおかつそれは必ず日常で使うものだけが家にある状態です。
だから少し前まではテレビもありませんでした。仕事が忙しく、家でゆっくりテレビを見ることが無いし、普段はラジオ派なので(朝は必ずラジオです)、テレビの必要性が無かった。
しかし、子どもが成長するに従い、必要に迫られて購入することにしましたが、それも必要以上に大きいサイズのものではなく、家族のスタイルに合った37インチ。
結婚して、自分に自信がついたのか、「自分の好きなものはコレ」「これは要らない」と主張することが出来るようになりました。
洋服も多くは要りません。よそゆきのお洋服は全部処分しました。
ものを減らしてみて、思わぬ発見もありました。それは、「本当に自分が好きなもの・こと」が明確になったこと。
よそゆきのお洋服を全部処分した代わりに、祖母の遺した着物をよそゆきに、仕事着は「スティーブ・ジョブズ方式」にしたところ、ストレスフリーになったばかりではなく、自分という軸が明確になりました。
まるで、今までの自分は何かの操り人形だったのではないか?と言うくらい、今は「何が好きで、何が嫌い。自分は本当はどうしたいのか。」これが、はっきりと言えるようになったのです。
まとめ
片付けを通して自分を変えたい、と思ったならば、今すぐ何かアクションを起こしてみて下さい。大きなことでも良いし、小さなことでも構いません。
要は、何か一歩を踏み出すこと。
たまたま、わたしの場合、就職、という転機に実家を離れたことが幸いしましたが、大きく環境を変えられなければ、毎日のルーチンの中に、何かひとつでもいいから、片付けの要素を取り込んでみましょう。
例えば「毎日1個ずつ不要なものを捨てる。」という目標を掲げたとしましょう。毎日続ければ、1年後は365個の不要なものを捨てたことになります。
これが出来るのと出来ないのとでは、雲泥の差です。
もう、勘のいいあなたなら分かりますよね。これを読んだ日、すぐに不要なもの1個を捨てたあなた。
そんなあなたなら、絶対に人生を変えられます。
チャンスの神様は前髪しかないから。だから一緒に、目の前に来たチャンスを確実につかんでいきましょう!
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